2018年にKAエスマ文庫で刊行された結城弘さんによるライトノベル「二十世紀電氣目録」。
明治末期の京都を舞台に、電気に夢中な少年・坂本喜八と、神様を信じる少女・百川稲子が出会い、「電氣目録」の秘密をめぐる冒険と恋の物語です。
第8回京都アニメーション大賞の奨励賞を受賞し、2026年に京都アニメーションによりアニメ化、Netflixで配信されています。
しかし、一方で「二十世紀電氣目録はパクリではないか?」という声がたびたび話題になります。
過去の有名アニメと似ている主人公のキャラクター性や発明書の設定、題材などで、議論が続いてきました。
この記事では、「二十世紀電氣目録」がパクリだと言われる理由やその作品について深堀りします。

- 「二十世紀電氣目録」がパクリと言われている理由を知りたい人
- 「二十世紀電氣目録」に似ていると言われる作品を知りたい人
- 『キテレツ大百科』 や 『甲鉄城のカバネリ』 との共通点が気になっている人
「二十世紀電氣目録」がパクリといわれる作品まとめ!
「二十世紀電氣目録」がパクリだと言われる作品は下記の通りです。
- 『キテレツ大百科』
- 『甲鉄城のカバネリ』
これらの作品はいずれも日本を代表する人気作品であり、高い評価を受けています。
ただし、こうした共通点の多くはジャンル特有の表現である場合も多く、「他作品の影響」や「オマージュ」として捉えられることも珍しくありません。
1つずつ順番に見ていきましょう。
本記事はネタバレを含む場合がありますので、ご注意ください。
「二十世紀電氣目録」が『キテレツ大百科』のパクリだと言われる理由4選
「二十世紀電氣目録」がパクリと言われる作品として、特に多く挙げられるのが『キテレツ大百科』です。
『キテレツ大百科』は、1974年から1977年まで連載されていた藤子・F・不二雄さんによる漫画で、アニメ版は約8年にわたって放送され、長く親しまれた作品です。
発明好きの少年キテレツが、祖先の残したキテレツ大百科をもとに様々な発明品を作り、仲間たちと騒動を繰り広げる物語です。

理由① 主人公が「発明好きの少年」である点が似ている
『キテレツ大百科』との類似点で特に指摘されることが多いのが、主人公が発明好きの少年である点です。
「二十世紀電氣目録」では、電気に強い関心を持ち、発明品を作ることに熱中する少年・喜八が主人公として描かれています。
一方、『キテレツ大百科』のキテレツも、一度発明に強い情熱を持ち、自分の世界に入り込んでしまうほどの発明好きで、周囲からは妙なものばかり作る変わり者と思われています。
どちらも、発明に強い興味を持つ少年が主人公であり、その発明への情熱が物語の展開に繋がっている点が共通しています。
理由② 主人公が「先人の残した本から発明品を生み出す」点が似ている
また、『キテレツ大百科』との主人公が先人の残した本から発明品を生み出す点でも似ていると言われます。
「二十世紀電氣目録」では、喜八が兄の清六と、電気によって実現したい未来について「二十世紀電氣目録」という本を書き記し、清六が戦地へ持って行った際に発明品の詳細を書き加えます。
清六が戦争で亡くなった後、喜八は兄の残した「二十世紀電氣目録」をもとに、発明品を作る物語です。
一方、『キテレツ大百科』では、キテレツの先祖である天才発明家のキテレツ斎が「奇天烈大百科」を書き残しています。
キテレツは特殊な眼鏡を使ってその内容を読み解き、様々な発明品を作り出す物語です。
どちらも、先祖が残した発明に関する書物をもとに、主人公が実際に発明品を作り出す点が共通しています。
わかし発明の書が物語の鍵になっていますね。
理由③ 「仲間」と協力して発明品を作る点が似ている
仲間と協力して発明品を作る点という点でも似ていると言われることがあります。
「二十世紀電氣目録」では、喜八の居候先の息子や、稲子の学校の友人たちなどと協力しながら、電氣目録に記された発明品を形にしていきます。
一方、『キテレツ大百科』では、キテレツが自ら発明したロボットのコロ助が助手として発明を手伝い、発明品を作る過程を支えています。
どちらも、身近な仲間の力を借りながら発明品を作り出す点が似ています。
理由④ 当時実現が難したった技術を「発明によって形にする」点が似ている
『キテレツ大百科』との、当時実現が難しかった技術を発明によって形にしていく点も似ています。
「二十世紀電氣目録」で喜八は、月のように夜を照らす「電氣満月」や、離れた相手に声を届ける「電氣伝心」など、電氣を活用した発明品を生み出していきます。
一方、『キテレツ大百科』では、現代には存在しないような未来的で夢のある発明品を次々と作り出します。
時間を止める脱時機や、空を飛ぶグライダーなど、江戸時代に考えられたとは思えない発明が登場するのも特徴です。
どちらも、主人公が過去に残された未来の構想や発明の知識をもとに、まだ実現していない発明品を現実のものにしていく点が似ています。
さらに、作中に登場する発明品によって、読者や視聴者にこれからどのような技術が生まれるのか、という技術の進歩に期待を抱かせる作品という点でも共通しています。
「二十世紀電氣目録」が『甲鉄城のカバネリ』のパクリだと言われる理由2選
「二十世紀電氣目録」がパクリと言われる作品として、『甲鉄城のカバネリ』も多く挙げられます。
『甲鉄城のカバネリ』は、荒木哲朗監督、WIT STUDIO制作によるオリジナルアニメです。
不死の怪物であるカバネが蔓延る世界を舞台に、カバネに噛まれながらも人間としての意識を保つ生駒が、謎の少女・無名とともにカバネと戦う姿を描いています。


理由① 「稲子」や「無名」との出会いが主人公の「成長」に繋がる点が似ている
また、『甲鉄城のカバネリ』との類似点で特に指摘されることが多いのが、少女との出会いが主人公の成長に繋がる点です。
「二十世紀電氣目録」では、喜八が稲子と出会い、自分の発明を信じて応援してくれる稲子の存在をきっかけに、発明を実現するために努力するようになります。
喜八は、自分の発明を信じてくれる相手ができたことで、発明に自信を持つようになり、喜八の成長していく様子が描かれた作品です。
一方、『甲鉄城のカバネリ』では、生駒は周囲から疎まれ、いつも自分の存在を認めさせたいと考えていました。
しかし、無名との出会いを通し、自分の力を証明するだけでなく、誰かのために行動するようになり、仲間や無名を守るために戦う姿が描かれています。
どちらも、少女と出会いをきっかけに、主人公の考えや行動が変化していく点が似ています。
理由② 「蒸気や電氣を利用した技術」を題材としている点が似ている
また、『甲鉄城のカバネリ』との蒸気や電氣を利用した技術を題材としているという点でも似ていると言われることがあります。
「二十世紀電氣目録」では、当時普及していた蒸気機関と対比する形で電氣が描かれ、従来の技術とは異なる新たな
可能性を持つものとして扱われています。
一方、『甲鉄城のカバネリ』では、蒸気機関を利用した甲鉄城や武器など、蒸気を動力とする技術が登場します。
どちらも、近代の技術を利用した装置や発明品が物語の中で重要な役割を担っている点が共通しています。



技術そのものが作品の魅力になっていますね。
「二十世紀電氣目録」がパクリと言われることに対するSNSの反応
「二十世紀電氣目録」については、SNSでもさまざまな意見が投稿されています。



アニメ版と小説版で異なる印象を持つ方もいるようです。



発明で問題を解決する構成がキテレツ大百科と重なる部分がありますね。
「二十世紀電氣目録」はパクリと言われるが魅力的な作品である!
「二十世紀電氣目録」がパクリと言われる理由には、過去の作品との共通点がいくつか見られることが理由でした。
具体的には、下記の作品です。
- 『キテレツ大百科』
- 『甲鉄城のカバネリ』
主人公のキャラクター性や発明書の設定、題材などが似ていると指摘されています。
似ていると感じられる要素が複数あることは確かですが、共通して使われる要素も多いためパクりと断定することは
できません。
類似点だけでなく、作品独自の魅力に目を向けると、より深く楽しめる作品といえるでしょう。

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