週刊少年ジャンプで2020年に連載されていた坂野旭の「魔女の守人」。
人類を襲う「魔(イビル)」に対抗する魔女マナスファとその護衛になった最強の騎士ファフナの戦いを描いたダークファンタジー漫画です。
しかし、一方で「魔女の守人はパクリではないか?」という声がたびたび話題になります。
特に過去の人気漫画に似た描写や漫画の構図が見られ、似ていると言われてきました。
この記事では、「魔女の守人」がパクリだと言われる理由やその作品について深堀りします。

- 「魔女の守人」がパクリと言われている理由を知りたい人
- 「魔女の守人」に似ていると言われる作品を知りたい人
- 『進撃の巨人』や『鬼滅の刃』との共通点が気になっている人
「魔女の守人」がパクリといわれる作品まとめ!
「魔女の守人」がパクリだと言われる作品は下記の通りです。
- 進撃の巨人
- 鬼滅の刃
- 魔法少女まどか☆マギカ
- 炎炎ノ消防隊
これらの作品はいずれも日本を代表する人気作品であり、高い評価を受けています。
ただし、こうした共通点の多くはジャンル特有の表現である場合も多く、「他作品の影響」や「オマージュ」として捉えられることも珍しくありません。
1つずつ順番に見ていきましょう。
本記事はネタバレを含む場合がありますので、ご注意ください。
「魔女の守人」が『進撃の巨人』のパクリだと言われる理由4選
「魔女の守人」がパクリと言われる作品として、特に多く挙げられるのが『進撃の巨人』です。
『進撃の巨人』は2009年から2021年にかけて別冊少年マガジンで連載されていた諫山創の漫画です。
城壁都市に住む少年エレン・イェーガーは突如現れた巨人により街を壊され、母を食べられてしまい巨人を駆逐するため兵団に入団します。
その後、巨人の力を得たエレンが巨人のルーツを調べながら、人類と巨人の戦っていく姿を描くダークファンジー物語です。
ゲームやアニメ、映画、舞台化など過去に何度も話題となっており、映画はハリウッド版でも上映されている世界的にも人気の高い作品です。

理由① 壁に囲まれた町で暮らす世界観が似ている
『進撃の巨人』との類似点で特に指摘されることが多いのが、主人公達が壁に囲まれた街で暮らしているという点です。
「魔女の守人」の舞台は人類をイビルから守るように壁に囲われているバーン市国でという街で、中心に魔女塔が建っている魔女主力の防衛拠点です。
一方、『進撃の巨人』は巨人の侵入を防ぐ為に3重の壁に覆われており、3重の壁の中心街に王都を置いています。
どちらも外にいる敵から身を守る為に高い壁の中で暮らしている世界観が似ています。
第1話で壁の中に敵が現れ主人公の両親が目の前で殺された境遇を持っている事も共通点です。
わかし町が壁に守られて暮らす世界観は『進撃の巨人』にそっくりです
理由② 主人公「ファフナ」と「エレン」が手を噛む姿が似ている
また、『進撃の巨人』との主人公が手を噛むルーティーンがある点でも似ていると言われます。
「魔女の守人」のファフナは戦闘前や感情を高ぶらせる為に手を強く噛むのがルーティーンです。
血が出るほどに噛む事でファフナは痛みの味を思い出す事が出来ると言っています。
一方、『進撃の巨人』のエレンは巨人になるトリガーとして自分の手を噛みちぎる仕草が印象的です。
体を傷つけて明確な目的を意識する事で巨人になることが出来ます。
「手を噛む」という特徴的な自傷行為は『進撃の巨人』を意識していると思われても仕方ない程です。
ファフナが手を噛む位置までもが『進撃の巨人』と似ています。



わざわざ手を噛む事をルーティーンにした事は狙っているのか?と話題になりました。
理由③ ロープを使い壁を飛び越えるシーンが立体機動装置に似ている
また、『進撃の巨人』との立体機動装置を連想するアクションがあるという点でも似ていると言われることがあります。
「魔女の守人」でファフナがマナスファ達と壁の外へ脱出する時にお互いをロープで結んで飛び上がるシーンがあります。
『進撃の巨人』では、エレン達調査兵団が立体機動装置のワイヤーを建物に引っ掛けて空中を飛び回るシーンは作中の醍醐味です。
「魔女の守人」の腰にロープをつけて高く飛び上がるシーンが『進撃の巨人』の立体機動装置で空中に飛ぶ構図とよく似ています。



飛んだファフナ達の前に壁の外が広がるような画角もそっくりです。
理由④ 「魔(イビル)」と「巨人」が似ている
『進撃の巨人』との類似点として「魔(イビル)」と「巨人」の誕生ルーツが似ています。
「魔女の守人」の人類の敵「魔(イビル)」の正体は人間です。
国中の少女達の体内にイビル因子を入れる事で魔女の力を手に入れますが、イビル因子が徐々に体を蝕み最終的には人間を食べる怪物になります。
一方、『進撃の巨人』の巨人の正体は巨人の脊髄液を体内に取り込まれたエルディア人です。
知性の無い巨人はひたすらに人間を捕食し、知性ある巨人は人間兵器として戦争に繰り出します。
両作品の人類の敵の正体は理性を失った人間である事が共通点です。
マナスファはイビル因子の力を使って戦い、エレンは巨人の力を使って巨人を駆逐していくように敵の力を利用していることも似ているとされています。



「魔女の守人」の正体は序盤で明かされています。
『進撃の巨人』は巨人の正体を解き明かすのが物語の目的でした。
「魔女の守人」が『鬼滅の刃』のパクリだと言われる理由2選
「魔女の守人」がパクリと言われる作品として、『鬼滅の刃』も多く挙げられます。
『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴の漫画で週刊少年ジャンプに2016年から2020年まで連載されていました。
山奥に家族で住んでいた竈門炭治郎はある日家族を鬼に殺され、唯一生き残った妹の竈門禰豆子も鬼になってしまいます。
妹を人間に戻す為に鬼殺隊に入隊し、鬼たちと戦う姿を描いたバトルアクション物語です。


理由① 「マナスファとファフナ」「炭治郎と禰豆子」の関係性が似ている
『鬼滅の刃』との類似点で特に指摘されることが多いのが、主人公とヒロインの関係性です。
「魔女の守人」の魔女のマナスファはイビルの力を内に秘めており国から危険視されている人物で元の人間に戻す方法を探す為に旅に出ます。
ノワール国を目指す途中で追手に襲われながらもファフナが命掛けで守ります。
一方、『鬼滅の刃』は禰豆子が鬼になった事で炭治郎は鬼殺隊に入隊し禰豆子を人間に戻す方法を探します。
禰豆子は鬼から狙われ、初めは鬼殺隊からも狙われていたのを炭治郎が命懸けで守っていました。
人間に戻す方法を探して物語が進むことや、ヒロインを狙う敵から主人公が守る展開が似ています。
お互いを信頼している関係性も両作品が共通している点です。



主従関係と兄妹関係で違っていますが目的は同じです。
理由② 「騎士剣刀術」と「呼吸」が似ている
また、『鬼滅の刃』とは技のネーミングという点でも似ていると言われています。
「魔女の守人」のファフナが第1話で見せた技は「騎士剣刀術・一ノ技・双式ノ構エ」です。
剣と鞘を二刀流のように使って敵を倒しました。
『鬼滅の刃』で炭治郎が使う呼吸「水の呼吸・壱ノ型・水面切り」です。
水平に切り払う技で最終選別で敵を倒した時の技です。
「流派・型・技名」の三段構えの名付けをしている点が酷似しています。
「魔女の守人」でこの型が出てきたのは1話のみで、以降の戦いには登場せず手や脚を使った近接戦や技名のない剣技を使うようになりました。
『鬼滅の刃』の技の設定を無理やり取り入れてその後の展開に繋がらなかったのではと言われています。



「一ノ技」を出したものの続く技が出なかったのは残念です。
「魔女の守人」が『魔法少女まどか☆マギカ』のパクリだと言われる理由
「魔女の守人」がパクリと言われる作品として、『魔法少女まどか☆マギカ』も多く挙げられます。
『魔法少女まどか☆マギカ』は2011年にシャフト制作のオリジナルアニメです。
「魔法少女」になるとどんな願いも叶えられるという契約をした少女達が魔女と戦いながらもその先に待ち受ける残酷な運命を描いたダークファンタジーです。
放送されると社会的現象にもなり2012年には総集編として映画が全世界で話題になり、2026年に新作映画の公開もされます。


『魔法少女まどか☆マギカ』との類似点で特に指摘されることが多いのが、魔女の存在理由と結末です。
「魔女の守人」の魔女は強力な力を得る代わりに最終的に理性を失い「イビル」になってしまいます。
魔女のマナスファは自分が最後の魔女になることを決意して国から逃亡します。
一方、『魔法少女まどか☆マギカ』の少女達はどんな願いも叶えれる代わりに魔法少女になり、力の源である「ソウルジェム」の穢れが溜まると敵である魔女に変わってしまいます。
主人公のまどかは「全ての魔女が生まれる前に消し去りたい」という願いを持って魔法少女に契約します。
両作品ともに魔女の力は絶大ですが、その反動は大きく将来的には怪物になることが類似点です。
破滅に向かっていく運命を変える為に自分が最後の魔女にしたいと魔女の存在そのものを変えようとしているヒロイン達が似ています。



戦う程に怪物になっていく運命の設定が『まどマギ』を連想します。
「魔女の守人」が『炎炎ノ消防隊』のパクリだと言われる理由
「魔女の守人」がパクリと言われる作品として、『炎炎ノ消防隊』も挙げられます。
『炎炎ノ消防隊』は大久保篤による漫画で週刊少年マガジンに2015年から2022年まで連載されていました。
人が突然燃えて「焔ビト」となり命尽きるまで周りを燃やし続けるという現象が起こる世界が舞台で、主人公の森羅日下部が第8消防隊に入り人体発火現象に立ち向かう物語です。
2019年から3期に渡ってアニメが放送された他、ゲーム化や舞台化もしている人気作品です。


『炎炎ノ消防隊』との類似点で指摘されるのが「ファフナ」と「森羅日下部」の見た目が似ている点です。
「魔女の守人」の主人公のファフナは釣り上がった細い眉毛に鋭い目つきの顔立ちをしています。
また、ファフナは剣士でありながらマナスファの魔力の炎を脚に宿し強烈な蹴り技を習得しました。
『炎炎ノ消防隊』の森羅日下部はギザギザの歯に三白眼の容姿をしています。
森羅日下部は「悪魔の足跡」と呼ばれる第三世代能力者で、足から炎を噴射しての高速移動や強力なキック技が武器です。
どちらも赤い瞳のツリ目が特徴で鋭く怖そうな顔つきをしているダークヒーローっぽい雰囲気を感じさせます。
炎を使った脚技も一致しており、見た目と相まって『炎炎ノ消防隊』を連想する人が多いようです。



剣士が脚技に切り替えたのも『炎炎ノ消防隊』の影響を受けた可能性があると言われています。
「魔女の守人」がパクリと言われることに対するSNSの反応
「魔女の守人」については、SNSでもさまざまな意見が投稿されています。



パクリと言われているシーンは限られていますがインパクトがあるため印象に残りやすいと思われます。



色んな作品を組み合わせたような作品とも言えそうですね。



なかなか厳しい意見も多く見られました。
「魔女の守人」はパクリと言われるが今も語られる作品である!
「魔女の守人」がパクリと言われる理由には、過去の作品との共通点がいくつか見られることが理由でした。
具体的には、下記の作品です。
- 進撃の巨人
- 鬼滅の刃
- 魔法少女まどか☆マギカ
- 炎炎ノ消防隊
「魔女の守人」は城壁都市の世界観、主人公が手を噛むルーティーンをしているなど印象的な描写や技のネーミングなどが似ている事からパクリではないかと論争されていました。
しかし、パクリとされている作品はダークファンタジーの中でも世界的ヒット作品なので影響を受けていると捉える事も出来ます。
短期連載で終了してしまいましたが、スピード感ある物語の展開や丁寧な作画が魅力の1つであり連載が終わった今も語られるファンタジー作品です。

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